電力=7月1~5日:弱含みで推移、供給力上昇・需要不振

2019/07/08 07:00

卸電力市場の相場は、弱含みで推移した。Rim Indexスポット(翌日物取引)価格の24時間・中心値は前週(715)、平日の平均でみると、前の週に比べ東日本が1kWh当たり(以下同)0.67円安(7.6%低下)8.14円、西日本が同0.80円安(10.3%安)の6.99円。全国的に空が雨雲に覆われることの多い梅雨らしい週だったが、一方で火力や水力など供給余力も高まったとみられる。湿度が高い水準で推移し、空調機の出番が増えやすくなったが、気温の極端な上振れもなく、むしろ、低めの予想が多かった。需要が盛り上がりを欠くなかで、下押し圧力が優勢になったと考えられる。ただ、東日本のうち北海道は独自色を強め、東京・東北に比べ価格水準が高くなり、東日本全体の下げ幅を狭めた。東日本と西日本の中心値の格差は、1.15円と、前の週の1.02円とほぼ同水準。

 

東日本の東京の予想最高気温(前日発表)1日が26度で、2日が25度、3日と4日が27度、5日が22度と低空飛行を続けた。天気は連日、雨交じりが予想され、太陽光発電からの供給予想も低水準が続いたが、需要不振で価格に対する下押し圧力がまさったとみられる。ただし、東日本のうち、北海道は「別行動」をとった。日本卸電力取引所の24時間平均でみると、北海道の週間平均(15日受渡)10.19円と前の週と比べ1.43円の上昇。一因は、北海道と本州を結ぶ北本連系線(容量60kW)1日朝から始まった工事とみられていた。北海道への電力融通量が低下し、域内で需給が締まりやすくなった部分があるもよう。

西日本は、雨の予想が多かった。最高気温も週後半に各地で30度近辺が想定されたが、前半では平年より大幅に低い水準だった。加えて、一部原子力発電の再開や、複数の火力発電の点検明けなどが重なり、供給余剰が生じやすい状態だった。

 

今週(7812)は、気温が平年に比べ低めで推移するとみられる。気象庁の木曜4日時点の予報では、8日から11日の予想最高気温は、東京が28度以下。名古屋と大阪では9日が31度だが、それ以外は29度以下で推移するとされていた。天気は引き続き、広い地域で雲に覆われる日が多いもよう。

 

日本卸電力取引所スポット価格(1日前市場・24時間) 

受渡日

1

2

3

4

5

 

平日平均

システム
プライス

7.76

7.73

7.60

7.86

6.93

 

7.58

約定量
(1,000kWh)

831,087

825,989

835,304

847,988

852,156

 

838,505

注:単位は円/kWh 

 

 

 

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 :   戸塚 
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