LPG=7月1~5日: ブタン需要回復も、相場は潤沢な供給で下落

2019/07/08 07:00

CFR極東:

 極東着相場は先週、供給過剰を背景に下落した。特に8月中国着の需給が緩く、中東/極東間のスポットフレート相場が80ドル前後まで上昇しているにも拘らず、8月前半華南着の商談水準は8月CP対比40ドル台のプレミアムに落ち込んでいる。日本向けでは、8月前半着プロパン2万3,000トンが3日、410ドルに相当する水準で成約された。需要面では、一部の極東輸入業者が値ごろ感からブタン単体の買付けに関心を示している。韓国輸入1社は4日、8月前半着ブタン2万3,000トンの買唱えを407ドルに相当する水準で提示した。

 

FOB中東:

 8月CPはプロパンが365~370ドル、ブタンが345~350ドルと予想されている。クウェートとカタールの産ガス社が7~9月積み計4カーゴの販売入札を実施した上、インド輸入1社が7月カタール積みプロパン/ブタン各2万2,000トンの転売に動くなど、供給は潤沢。この中、プロパン、ブタンとも成約可能な水準は8月CP対比10~20ドルのディスカウントとみられている。

 

アジア高圧:

 7月後半華南積みでは、軟調な原油相場を背景に先安観が台頭する中、一部の冷凍輸入業者が唱えを7月CP対比50ドル台後半のプレミアムに引き下げている。一方、ベトナム向けでは、ベトナム国内市場の需要回復を受けて、ベトナム輸入1社が7月後半着の買付けに関心を示している。

 

日本国内:

 先週の国内相場は下落した。夏季の需要後退と原油相場安を背景に先安観が強まる中、手持ち玉を抱えるディーラー勢が販売を急いでいる。京浜の陸上市場では、7月渡しの商談がプロパン、ブタンいずれも48,000~48,200円で展開中。

 

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 :   寺内 
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