中国国営石油会社である中国石油天然気（CNPC）、中国石化(SINOPEC)および中国海洋石油(CNOOC)がこのほど、第3四半期(2019年7～9月期)の決算を発表した。

　19年１～9月期のCNPCの営業収益は1兆8,144億02万元と、前年同期比5.1％増、当期純利益は372億5,300万元と同23.4%減となった。また、原油精製量は約1億2,249万バレルと4.3%増、石油製品の生産量は8,658万トンで6.2%増。販売量は１億3,868万トンで前年比0.8％を増加した。

　SINOPECの営業収益は2兆2,333億元と7.7％増加した。一方、当期純利益は442.26億元と26.5%減となった。また、原油精製量は1億8,626万トンと1.9%増、石油製品の生産量は1億1,954万トンと2.9%増。販売量は１億9，242万トンと前年比8.5％を増加した。

　中国国営石油各社の業績は堅調に推移している。業務改善にも積極的に取り組み、営業収益はいずれも向上している。