韓国=SKガス、LNGトレーディング進出を検討
韓国のSKガスは、天然ガスによる発電およびターミナル事業、ガス化学事業に続き、液化天然ガス(LNG)のトレーディング事業への参入の準備を進めている。同社は、韓国南部の統営市でLNGハブ構築事業を推進し、トレーディング事業に進出する意向だ。
SKガスは小規模LNGハブ構築事業を推進するため、企業16社と覚書(MOU)を締結した。統営市および参加企業は、2023年までに2,500億ウォンを投じて、LNG ISO(国際規格)タンクコンテナの製造工場と出荷設備、船舶の接岸施設などを揃えたターミナルを整備する。
ISOタンクは、大きさが通常のコンテナ並みの小規模LNG貯蔵タンクで、海上だけでなく陸上輸送にも適している。天然ガスのパイプラインが未整備の地域にも運搬できるメリットがある。
ISOタンクの輸出は、主に中国と東南アジア諸国が見込まれている。昨年11月、中国BKグループが別の韓国企業からISOタンク2基を初めて輸入した。
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