6日 原油は小幅安、OPECプラスの発表待ちで調整の売り
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は、前日比12セント安の58.31ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は、同19セント安の63.20ドル/バレルと、いずれも小幅に下落している。 石油輸出国機構(OPEC)は5日に開いた総会で、現行の協調減産を日量50万バレル拡大することで合意したと伝えられている。ただ、合意については6日に行われるOPEC非加盟国との会合「OPEC+(プラス)」で承認される必要があるため、正式な発表が出るまでは様子見ムードが強いという。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは、「原油相場は調整の売りが出ている程度」と指摘した。また、減産期限についての情報が不透明で、2020年6月に減産継続が見直され需給緩和に向かうとの見方もあることから、同氏は、「上値は重い」と付け加えた。 日経平均株価は前日比79円91銭高の2万3,380円で推移している。ドル円相場は1ドル=108.69円と、前日17時時点(108.89円)と比べ、ドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):94.53(↑1.56)
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