11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は、先週末比1.38ドル高の64.42ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は、同1.66ドル高の70.26ドル/バレルと、大幅続伸している。
米空軍によるイラン指揮官殺害を受け急伸した先週末の海外市場の流れを引き継ぎ、アジア時間でも買いが先行している。ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミストは、「イラクの米大使館近郊へのロケット弾攻撃や、イランが無制限のウラン濃縮を宣言したことを材料に、アジア時間でも買いが進んでいる。中東地域の地政学リスクが急激に高まっており、同地域の原油供給が滞るとの懸念が相場を押し上げている」との見方を示した。
また上野氏は「イランは報復を宣言しており、今後も米国とイランの対立は激化する公算が大きい。短期的には買いが鈍るとは考えにくい」との見方を示した。
日経平均株価は前年末比487円77銭安の2万3,168円85銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.98円と、年末17時時点(109.15円)と比べ、ドル安・円高が進んでいる。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):102.50(↑1.37)
<PR>新刊のお知らせ
|
11月20日、季刊誌『エネルギー通信』Vol.2を発刊しました!詳細はこちらをクリックしてください。
|
『やさしい石油精製の本』を発刊しました!詳細はこちらをクリックしてください。
|
|