7日 原油は下落、独立記念日集会での感染急増を懸念
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(8月限)は、前日比21セント安の40.42ドル/バレルと続落、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(9月限)は、同24セント安の42.86ドル/バレルと反落している。 米国内で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、経済活動の停滞への懸念が広まっていることから、前日の欧米時間に引き続き7日のアジア時間でも売りが先行している。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは、「複数の州で経済活動の規制が再導入され、景気回復が遅れるとの警戒感が上値を抑えている」と指摘した。 一方、先週末には独立記念日の集会が全米各地で行われた。大越氏は「集会で感染がさらに拡大するとの警戒感が出ている。感染の有無が明らかになる約2週間後は夏場のドライブシーズンが本格化するため、感染数が急増すれば、ガソリン需要が大きく減少するとの見方が強まっている」と付け加えた。 日経平均株価は前日比136円4銭安の2万2,578円40銭で推移している。ドル円相場は1ドル=107.36円と、前日17時時点(107.60円)とドル安・円高に推移している。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):64.21(↑0.86)
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