18日 原油はまちまち、減産遵守への期待と米メキシコ湾岸の生産回復が拮抗
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は、前日比1セント安の40.96ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は、同2セント高の43.32ドル/バレルと、まちまちな展開となっている。 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国が17日、共同閣僚監視委員会(JMMC)を開き、アラブ首長国連邦(UAE)やナイジェリアなど協調減産の目標が未達成の国に対して、追加減産を行うよう要求した。「産油国は協調減産を遵守する姿勢を見せており、先行きの需給が改善するとの見方が、相場を下支えている」(第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長=写真)。 ただし、材料不足で上値は重いと村上氏は指摘する。「ハリケーンの接近で操業を停止していた米メキシコ湾岸地域の石油生産施設が徐々に稼働を再開するなど、相場が一段上がるには材料不足だ。新規材料が出現するまで大きく値が動く地合いにはない」(村上氏)。 日経平均株価は前日比13円24銭高の2万2,332円61銭で推移している。ドル円相場は1ドル=104.83円と、前日17時時点(104.78円)からわずかにドル高・円安に推移している。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):65.44(↑0.05)
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