9日 原油は反発、先週末の急落の反動で買戻し優勢に
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は先週末比1.01ドル高の38.15ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同1.03ドル高の40.48ドルと、いずれも急反発している。 野村證券経済調査部シニアアナリストの大越龍文氏は、先週末の欧米市場で原油相場が急落したことを受け、9日のアジア時間では「買戻しが入っているようだ」と指摘。 なお、米大統領選では8日に民主党バイデン氏が勝利宣言をしたが、トランプ氏は法廷闘争の構えを示しており、結果は不透明感が強い。一方、同氏は「米大統領選の影響は少ない」と述べ、今後、原油価格は安定するのではないかとの見方を示した。 また、上院では現在、共和党が優勢で、パウエル議長が追加の経済対策を行う可能性がある。ただ、上院がどちらに傾くかは不透明で、同氏は「今後、原油は反発する可能性は低い」との見方を示した。 日経平均株価は、先週末比477円52銭高の2万4,802円75銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.29円と、先週末比17時時点(103.43円)からドル安・円高方向に振れている。
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