11日 原油は反落、持ち高調整の売りで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ40セント安の69.89ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同42セント安の72.10ドル/バレルと、いずれも反落している。 野村証券の大越龍文シニアエコノミストは「持ち高調整の売りが先行」と指摘した。10日に米政府はイラン政府元高官に対する経済制裁を解除したと発表。イラン核合意は依然として先行き不透明ながら、元高官への経済制裁解除を受け、核合意交渉の継続観測が強まっている。同氏は「イラン核合意進展に伴う需給の緩和懸念が引き続き弱材料視されている」と述べた。アジア時間午前の取引でも売りの流れが続いている。同氏は「イラン核合意の結果が分かるまでは原油相場も動きにくい」と付け加えている。 日経平均株価は前日比20円91銭高の2万8,979円47銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.41円と、前日の17時時点(109.55円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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