21日 原油は反発、安値拾いの買いで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ61セント高の70.90ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同56セント高の74.48ドル/バレルと、いずれも反発している。 原油相場は、20日の欧米市場の大幅安を受け、安値拾いから反発している。ただ、中国の不動産大手、恒大集団が経営危機にあるとの報道から中国景気の先行きに不安感が広がっている。他にも今後の米国による量的緩和縮小や、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」による減産幅縮小など原油相場を抑える材料が散見されており、「注視が必要」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング=芥田知至主任研究員(=写真))という。 日経平均株価は先週末比611円53銭安の2万9,888円52銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.47円と、先週末の17時時点(109.95円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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