19日 原油は続伸、米株高と需要増の見通しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(12月限)は前日終値と比べ29セント高の79.30ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(1月限)は同37セント高の81.61ドル/バレルと、いずれも続伸している。 19日のアジア時間の原油相場は、売りが一巡し、割安感の台頭から買いが優勢となっている。さらに、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は「18日の米国株式市場は、個人消費の高まりによる景気回復で前日から反発した。石油需要が増えるとの見通しから原油も買われやすい地合いにある」との見方を示した。一方、米国の要請による、アジア主要国の戦略石油備蓄(SPR)の放出を巡る動きも不透明なため、同氏は「強弱材料が拮抗し、原油価格は小幅な値動きで推移するだろう」と付け加えた。 日経平均株価は前日比109円42銭高の2万9,708円8銭で推移している。ドル円相場は1ドル=114.31円と、前日の17時時点(114.02円)と比べドル高・円安方向に振れている。
|