1日 原油は続伸 自律反発を中心とした押し目買いで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ1.39ドル高の67.57ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同1.73ドル高の70.96ドル/バレルと、いずれも続伸している。
1日アジア時間の原油相場は続伸している。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「自律反発を中心とした押し目買い」と指摘した。もっとも、WTI原油相場は先週から10ドル以上値を下げているため、市場では買戻しの動きが活発化しているようだ。 一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成される「OPECプラス」が2日に会合を開き、年明けの原油増産ペースを協議する。ただ、消費国の戦略石油備蓄に加え、新型コロナウイルスの変異種の「オミクロン株」の拡大が重なったため、産油国には増産停止論が台頭している。「オミクロン株の拡大で経済回復シナリオが乱れたため、産油国は増産に否定的」と同氏は述べた。 日経平均株価は前日比239円2銭安の2万8,060円78銭で推移している。ドル円相場は1ドル=113.40円と、前日の17時時点(113.19円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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