2日 原油は反発、OPECプラスの決定控え動きなし
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(1月限)は前日終値と比べ26セント高の65.85ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(2月限)は同27セント高の69.14ドル/バレルと、いずれも反発している。 2日アジア時間の原油相場は反発している。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成される「OPECプラス」が2日に行う会合の結果を控え、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「市場は様子見ムードで方向性がない」という。消費国の戦略石油備蓄の放出などにより産油国と消費国間の関係が危ぶまれるなか、新型コロナウイルスの変異種の「オミクロン株」によるエネルギー需要後退が懸念され、産油国間で年明けからの増産停止が協議されている。1~2日に「オミクロン株」の世界各地への上陸が相次いで確認されており、「OPECプラスの2日の会合の決定に影響する可能性がある」(同氏)という。 日経平均株価は前日比197円65銭安の2万7.737円97銭で推移している。ドル円相場は1ドル=112.99円と、前日の17時時点(113.42円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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