17日 原油は反発、ロシアの供給減少予想や株高で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ1ドル4セント高の96.08ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同96セント高の98.98ドル/バレルと、いずれも反発している。 国際エネルギー機関(IEA)が16日に発表した月報で、ロシアからの原油や石油製品の供給が4月は大幅に減少するとの見通しを示した。また、16日の米国株式市場や17日のアジア株式市場は総じて強含んでおり、「投資家がリスクを取りやすく、原油も買われる状況」(ニッセイ基礎研究所=上野剛志上席エコノミスト)となっている。これらの要因から、17日アジア時間の相場は上昇している。 ただ、今月上旬に一時130ドル台を付けた原油相場は、100ドルの節目を下回ったまま。同氏は「原油市況の地合いの強さを考えると、足元の相場は下げ過ぎ感がある」との見方も寄せている。 日経平均株価は前日比764円33銭高の2万6,526円34銭で推移している。ドル円相場は1ドル=118.80円と、前日の17時時点(118.38円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):178.62 (↑0.67)
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