13日 原油は続伸、供給逼迫懸念で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ50セント高の101.10ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同53セント高の105.17ドル/バレルと、いずれも続伸している。 13日アジア時間の原油先物は供給不安から一段高の展開となっている。西側諸国による経済制裁を受け、ロシアが原油の生産量を減らす一方、石油輸出国機構(OPEC)は増産に消極的なため、供給逼迫懸念が強い。ロシア産原油とコンデンセートの生産量は2020年7月以来の水準まで落ち込んでおり、11日には日量1,000万バレルを下回った。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは「供給不安は12日の市場から強材料視され、WTI原油は前日相場が5ドル以上上昇した。現在のアジア時間の相場は前日の流れを引き継いでいる」と指摘した。 日経平均株価は前日比359円58銭高の2万6,694円56銭で推移している。ドル円相場は1ドル=125.61円と、前日の17時時点(125.53円) からドル高・円安方向に振れている。
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