28日 原油は反落、中国ロックダウンやドル指数上昇で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ1.15ドル安の100.87ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同1.32ドル安の104.00ドル/バレルと、ともに反落している。 28日のアジア時間では、原油相場は1ドル超の下落に転じている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、「中国で上海のみならず北京も含め、ロックダウンによる経済悪化がエネルギー需要を後退させる懸念が高まり、相場を押し下げている」と述べた。また、「複数通貨に対するドル指数が少なくとも2012年以降で最高水準を記録しており、ドル建て資産の原油市況には弱材料となっている」と同氏は付け加えた。 日経平均株価は前日比163円38銭高の2万6,555円01銭で推移している。ドル円相場は1ドル=128.74円と、前日17時時点の127.98円と比べドル高・円安方向に振れている。
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