11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は先週末終値と比べ1ドル21セント安の103.48ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同1ドル42セント安の105.72ドル/バレルと、いずれも続落している。
2日アジア時間の原油相場は、米国の経済減速懸念からリスク回避の動きが強まり、手仕舞い売りが先行している。米連邦準備委員会(FRB)が3~4日に開催を予定している連邦公開市場委員会(FOMC)で、インフレ対策として2000年以来となる0.5%の大幅な金利引き上げが実施される見通し。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「金利の上昇を背景に経済成長への影響が危惧され、米株式相場は下落基調。株と同じリスク資産の原油も売りが先行している」と伝えた。また、「4月29日時点の米国内石油リグ稼働数が前週から増加したことも相場の弱材料になった」(同氏)と付け加えた。
日経平均株価は祝日前の4月28日比189円3銭安の2万6,658円87銭で推移している。ドル円相場は1ドル=130.17円と、祝日前の4月28日17時時点(130.60円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):199.55 (↑1.55)
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