9日 原油は反落、利益確定売りも供給制約が下支え
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は先週末終値と比べ41セント安の109.36ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(7月限)は同27セント安の112.12ドル/バレルと、いずれも反落している。 9日アジア時間の原油相場は、高値警戒感から利益確定売りが先行している。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「WTIは110ドル、ブレントは113ドルで天井感が台頭しやすい」と指摘した。一方、西側諸国によるロシア産原油の禁輸措置が段階的に実施されるなか、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が5日に開催した会合で、6月の原油生産計画を小幅増産にとどめると決定。原油供給の制約継続が相場を下支えているという。 日経平均株価は先週末比547円36銭安の2万6,456円20銭で推移している。ドル円相場は1ドル=130.91円と、先週末の17時時点(130.52円)と比べドル高・円安方向に振れている。 ◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100): 202.39(↑3.38)
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