7日 原油は反発、供給引き締まり観測根強く
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ81セント高の119.31ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同83セント高の120.34ドル/バレルと、いずれも反発している。 7日アジア時間の原油相場は、「米国の主要株価指数の下落にもかかわらず、世界的な供給引き締まり観測が根強く上昇している」(楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真))。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が2日に発表した原油の増産幅では、ロシア産原油を補うには不十分との見方が優勢。また、欧州連合(EU)が5月31日、対ロシア制裁として年末までにロシア産原油の輸入を9割削減すると合意したことも、原油需給の引き締まりに拍車をかけている。 日経平均株価は前日比109円36銭高の2万8,025円25銭で推移している。ドル円相場は1ドル= 132.66円と、前日の17時時点(130.77円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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