11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ19セント高の122.30ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同32セント高の123.90ドル/バレルと、いずれも続伸している。
9日アジア時間の原油相場は、需要の拡大を受けて一段高の展開となっている。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは「米エネルギー情報局(EIA)が8日に発表した週間統計で米国内の石油在庫が減少したことや、中国で経済活動再開による需要増加見込みなど、強い材料が多い」と伝えた。また、「ノルウェーの油ガス田で労働者の約1割がストライキを実施する可能性があり、供給面にも不安材料が見られる」(同氏)と付け加えた。
日経平均株価は前日比8円39銭高の2万8,242円68銭で推移している。ドル円相場は1ドル=134.40円と、前日17時時点(133.58円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):215.52 (↑3.14)
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