15日 原油は反発、ポジション調整の買い戻しで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ33セント高の119.25ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同33セント高の121.50ドル/バレルと、いずれも反発した。 アジア時間15日午前の原油相場は前日から反発。国際エネルギー機関(IEA)月報の発表待ちのなか、「アジア時間の取引ではポジション調整の買い戻しが入りやすい」と野村證券の大越龍文シニアエコノミストは指摘した。IEAは15日に月報を公表する予定だ。さらに同氏は「前日にWTI原油が120ドルを割り込んだことで買い戻しが入った」とも述べた。欧米時間14日の取引では、米国バイデン大統領が来月にもサウジアラビアを訪問予定であることや米国の利上げ加速が意識され、売り優勢となった。その結果、WTI原油は終値で118.93ドル/バレルを付けていた。 日経平均株価は前日比176円32銭安の2万6,453円54銭で推移している。ドル円相場は1ドル=135.23円と、前日の17時時点(134.43円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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