住商=福島県浪江町と水素利用の街作りで連携
住友商事は25日、福島県浪江町と水素の利活用および街作りで連携すると発表した。「世界が真似したくなるエネルギーシフトを、浪江町から」をコンセプトとし、水素など分散型クリーンエネルギーを活用した街作りを進め、「Fukushimaモデル」として発信していく。既存の化石エネルギーから太陽光や風力発電を中心とした再生可能エネルギー、さらに水素等の利活用で電源や熱源の脱炭素化を進める方針だ。
浪江町は2020年3月5日、ゼロカーボンシティ宣言を行い、水素など再生可能エネルギーの地産地消を復興の柱の一つに掲げた。住商は水素活用としてマルチ水素ステーションを設置し、乗用車、バス、トラック、自転車などFCVを用意し、移動手段として住民に利用してもらう。事業化調査を浪江町と住商が共同で実施し、事業経済性の評価や地元企業を含めた事業パートナー候補との連携、さらに需要に合わせた水素製造も具体的に検討していく。
東京 : 国内製品チーム 阿部 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.