環境省=CO2、2030年度までに1億トン削減目標
環境省は15日、「脱炭素インフライニシアティブ」を策定し、二国間クレジット制度(JCM)を通じ、官民連携で2030年度までに二酸化炭素の排出を累計で1億トン削減する目標を発表した。事業規模にして最大1兆円程度に相当すると見積もられている。JCMにより環境インフラの海外展開を促進すべく、太陽光、風力などの再エネ、グリーン物流、廃棄物インフラなどが想定されている。これに向けて、
① 市場メカニズムに関する国際ルール作りを主導
② 民間資金を含む資金の多様化
③ 米国・豪州との連携を含む国際的・地域的連携
④ 長期戦略策定から対策実行まで一気通貫の支援を通じた脱炭素市場整備など、4つの柱を設定し、JCM拡大の条件整備を図る。
また、今年11月1~12日に開催されるCOP26(英国グラスゴー)でパリ協定6条ルールが合意された場合、JCMの市場メカニズム活性化に伴い、プロジェクトの更なる組成が期待されている。
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