川重=LPG/アンモニア運搬船、ENEOSオーシャンから受注
川崎重工業は3日、ENEOSオーシャンと、86,700m3型LPG(液化石油ガス)燃料LPG/アンモニア運搬船1隻の造船契約を締結したと発表した。アンモニア積載も可能にした新型船型の受注としては2隻目になり、今後、坂出工場で建造し、2023年の竣工を予定している。 今回受注したLPG/アンモニア運搬船は、LPGとアンモニアを同時に運搬することが可能。また、世界の主要LPGターミナルに入港できるよう全長や幅など船体主要目を大きく変えず、従来船型よりカーゴタンクの容積を増量した。 燃料には、LPGと低硫黄燃料油が使用可能。LPGを燃料とする場合、燃料油使用時に比べて排気ガス中の硫黄酸化物(SOx) や二酸化炭素などの排出量が大幅に削減され、SOx排出規制への対応に加え、2022年に規制強化が予定されている二酸化炭素排出量規制では、EEDI2フェーズ3に適応している。
<主要目> 全長 約230.00 m 幅 37.20 m 深さ 21.90 m 夏期満載喫水 11.65 m カーゴタンク容量 86,700 m3 【会社HPより 完成予想図】
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