三菱重工=埃ANRPCと水素燃焼技術導入契約を締結
三菱重工業は27日、エジプトのアレキサンドリア石油精製・化学社(ANRPC:Alexandria National Refining & Petrochemicals Company)と、ANRPCに脱炭素化の目標達成に向けた高度な水素燃料転換技術のソリューションを提供するフルターンキー契約を締結したと発表した。このソリューションは、エジプトのガソリン供給量の30%を国内消費向けに供給している同社のアレキサンドリアの製油所に導入され、2023年末までに最大で水素100%の専焼が可能になる予定だ。 本契約に基づき、三菱重工は100トン/hの能力を持つ既存ボイラーの燃料転換ソリューションの設計、調達、建設および試運転を担当する。効率的で安全な運転を確保するために、最新の水素バーナー技術を提供し、制御ソリューションも導入する。具体的には、石油精製プロセスに蒸気を供給する既設の天然ガス・重油焚きボイラーを天然ガス・水素焚きに改造。燃料の水素は、プロセス中の触媒改質器ユニットから副生するガスで、現状フレアスタック(余剰ガス焼却無害化装置)で燃やしているものを有効活用する。 【会社HPより:調印式】
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