国際航空運送協会(IATA)によると、今年1月の世界の貨物輸送実績(有償トンキロ=CTK)が2019年1月を1.1%上回った。IATAは、「コロナ禍以前の水準に回復しており、世界経済にとって望ましいニュースだ」としている。
ただし、地域によって明暗が分かれた。全世界の輸送実績シェアが27.4%を占める北米では、19年1月比で11.7%増加。また、シェア13.1%の中東では6.0%増、シェア2.1%のアフリカでは21.1%増を記録した。一方、シェア32.8%のアジア太平洋は同6.8%減少。シェア22.2%の欧州は0.4%減だった。
IATAは、2020年の貨物輸送実績は新型コロナ感染拡大の影響が大きいとして、2019年との比較を公表した。
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