BP=重量車向けバイオメタン主要供給者の英ガスレック株式29%を取得
BPは、英国最大の道路輸送向けバイオ液化天然ガス(LNG)とバイオコンプレッション天然ガス(CNG)のプロバイダーであるガスレックの株式28.57%を取得したと2日に公表した。同社はバイオメタン給油ステーションを建設、所有、運営し、重量車(HGV)産業に再生可能なソリューションを提供する。
BPは、主に食品や肥料などの有機廃棄物から生産された再生可能なバイオメタンをガスレックに供給する。この投資は、米国市場を主導するポジションに加え、再生可能ガスの生産と流通におけるBPの英国シェアを拡大することになるという。
英運輸省の21年次報告書の統計によると、同国では2019年の温室効果ガス総排出量の27%を道路輸送が占めていると報告されている。車両走行マイルに占めるHGVの割合は5%に過ぎないが、関連する排出量は道路輸送による排出量の約16%を生み出している。再生可能ガスはHGVセクターのエネルギー転換にとって重要であり、フリート所有者がディーゼルと比較してカーボンシェアを最大85%削減するための商業的に実行可能なオプションを提供するという。バイオメタンの生産・供給から給油所の建設・運営に至るBPとガスレックは、信頼性の高い再生可能ガスソリューションの需要増加に対応する立場にあるとしている。
東京 : 海外製品チーム 横井 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.