三井物=炭素クレジットの豪企業に出資、株式33.7%を取得
三井物産はこのほど、カーボンクレジット(炭素クレジット)の創出と販売を手掛けるオーストラリアのクライメート・フレンドリーの株式取得で合意したと発表した。取得規模は同社株式の33.7%。 クライメートは豪州の原生林再生(土地利用)を通じた温室効果ガス(GHG)の削減事業を手掛ける。再生した原生林は大気中の二酸化炭素(CO2)を吸着するため、そのGHG削減分を排出権として販売する。クライメートは2020年までに2,000万トンのGHG削減を達成済みで、2025年までに1億トンの削減を目指すという。 三井物の12日の発表によると、豪州政府は炭素クレジットの創出促進を目指し合計45億5,000万豪ドルの排出権削減基金を設立し、2015年以降、民間事業者からクレジットを購入している。加えて、排出削減のため民間企業のクレジット需要も足下で伸びているとされている。
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