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アジア石油製品:4月10~14日:北東アジアで高硫黄重油の市況が軟化

2017/04/17 07:00

 ガソリン

  北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。東南アジアの需要が盛り上がらない中、トレーダー筋の手持ちの在庫が増えているもよう。このため、5月北東アジア積みカーゴの買いに積極さが見られない。大連西太平洋石油化工(WEPEC)5月積みとして92RONガソリン34,000トンを販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し小幅なディスカウントと伝えられた。

 

 ナフサ

 アジアのナフサ相場の基調は総じて強い。好業績が続くアジアの石油化学会社によるナフサの買付けは旺盛となっている。また、供給面では、欧米などからアジアに持ち込まれるナフサ(アービトラージカーゴ)5月着数量は100万トンを下回ると見られており、前月から30%程度縮小する公算が大きい。シェル・シンガポールのブコム製油所トッパー1基が先月末から定期修理のため停止していることもアジアのナフサ市況の下支え要因となっている。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は上昇した。供給減が相場を押し上げた。製油所の定修や0.05%S軽油の生産増などにより、5月北東アジア積み0.001%S軽油のスポット供給が減少している。また、インドなど域外品の入着も少なくなっているようだ。韓国石油1社が、5月積みLR船型をFOBベースでシンガポール市況(0.05%S)に対しフラットで販売したことが判明した。大型船の取引のため、割高な価格で成約された。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(380cst)に対し1.502.50ドルのプレミアムと前日から50セント下落した。需要後退が弱材料となった。韓国品の主要な仕向け先である中国から、買い引き合いが収まりつつある。中国でバンカー市場向けの重油在庫が充分な上、シンガポール市場でも供給が潤沢なことが背景にある。この他、台湾中油(CPC)5月着として3.5%S重油の購入を見送る方針。同社の大林製油所(日量30万バレル)で、残油流動接触分解装置(日量8万バレル)がトラブルにより稼働を停止しているため、同装置向けの重油消費が減少することで自社の重油の手持ち在庫が増えている。

 

 

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