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アジア石油製品:7月3~7日:超低硫黄軽油の相場が堅調

2017/07/10 07:00

 ガソリン

 韓国石油公社(KNOC)と農協中央会(NH)が共同で3日、国内の格安ガソリンスタンド向けに石油製品の買付け入札を開示した。応札の締め切りは714日。KNOCNHによる格安ガソリンスタンド向けの買い入札は、2011年から始まり、今回で5度目となる。供給の対象期間は201791日~2019831日までの2年で、価格は例年と同じくシンガポール現物取引市況にリム情報開発が評価しているプレミアムを反映したものを基準とする。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、韓国のYNCC8月後半着オープンスペック・ナフサを購入。価格は日本市況に対し3.00ドルのディスカウントと伝えられる。既報のとおり、供給が潤沢に推移しており、北東アジア着カーゴの取引水準はディスカウント圏に沈んでいる。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S(MR船型)の市況連動相場は横ばい。ただ、インドやフィリピンなどからの需要増を背景に、相場は堅調。フィリピンのペトロンは足元、7月中旬着として0.005%S軽油MR船型の買付け入札を実施している。また、インドの石油会社からも、7月着を中心に低硫黄軽油のスポット買いが続いている。この影響で、シンガポール市場では0.001%S軽油の供給が引き締まっている。

 

 重油

 夏場の需要期に差し掛かっているにも拘わらず、北東アジアで0.3%S重油のスポット買いは低迷している。台湾中油(CPC)6日、入札を通して8月着0.3%S重油2万トンを買い付けた。価格はCFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し50.00ドル前後のプレミアムと伝えられた。8月着では0.5%S重油の買いを見送る方針。台湾国内では、6月に原発1基が定修を終え、稼働を再開した。その上、CPCの桃園製油所(日量20万バレル)で今週、トラブルで停止していた常圧蒸留装置2(いずれも日量10万バレル)が稼働を再開したことにより、自社製油所から重油の供給が増えるためだ。日本国内では、電力1社が0.4%S重油の買いに乗り出す可能性があるものの、数量などは不明。一方、低硫黄重油のスポット供給も極めて限られている。プルタミナとバンチャック石油によるターム輸出が、主要な供給元となっている。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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