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シンガポール=MGO艀にマスフロメーター義務化、19年7月から

2018/05/09 17:16

 シンガポール港湾庁(MPA)はこのほど、マスフロメーター(MFM)の設置を2019年7月1日からMGOを運搬する全ての艀に義務付けると発表した。既に、高硫黄重油(HSFO)を運搬する艀には、17年1月から義務付けている。シンガポールは世界最大のバンカー重油供給港。MPAは、MFMの義務化により、受渡しの透明性、効率性を高め、各国を牽引する立場を維持していきたいようだ。また、国際海事機関(IMO)による低硫黄燃料油規制を20年1月に控え、需要の高まりが予想されるMGOへの対応とも受け止められている。
 一方、低硫黄燃料規制開始後のHSFOの需要状況が不透明な中、既にMFMを設置しているHSFO艀の運用方法を懸念する声もある。規制開始後は、HSFO需要の減少が予想され、現在のHSFOとMGOの艀比率では燃料油受渡しに対応できなくなる恐れがある。今後は、HSFO艀をMGO用に転用、あるいは硫黄分0.5%以下のLSFOへの転用など、いくつかの選択肢がある。市場関係者によれば、ホールド掃除程度で艀の転用は可能だが、「需要状況により、供給業者が柔軟に対応できるかどうかがカギ」(市場関係者)という。

東京 : 山岡 彩奈  03-3552-2411
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