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アジア石油製品:6月25~29日:北東アジア積みガソリンが下落、供給過剰で

2018/07/02 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。供給過剰が相場を下押した。東南アジアの需要が少ない一方で、中国の輸出が引き続き高水準を維持している。中国石油1社は72627日積みの92RONガソリンMR船型を販売した。一方、ベトナムの需要家によるスポットの買いがほとんどない中、7月韓国積みMR船型は域外向けにも販売されている。需要については、インドネシア国営プルタミナが久々にスポットの買いに乗り出している。同社は、7月上旬シンガポール周辺積みとして92RONガソリン20万バレル、88RONガソリン合計80万バレルの買付け入札を実施している。台湾積みの相場は、中国積み相場の下げにつれ安となった。

 

 ナフサ

 北東アジア着のオープンスペック・ナフサの相場は弱含んでいる。欧州などから持ち込まれるアービトラージ品の増加により、相場が押し下げられているとの見方が聞かれる。一方、コンデンセートの代替としても使用されるヘビーフルレンジ・ナフサの相場は高止まりしている。米国のイランに対する経済制裁の再開に伴い、同国からのコンデンセートの購入が困難となり、需要家は代替としてナフサを調達せざるを得ない状況という。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は、需要後退観測を受けて弱含んだ。7月積みカーゴの商談は終盤に差し掛かっている。北東アジアの一部の売り手は、当初、7月積みを予定していたスポット玉の販売を8月積みに変更する方針のようだ。7月積みでは、持ち込み先が豪州やシンガポールなどの一部地域に限られているうえ、先物市場がわずかに先高に推移していることから、8月に持ち越しても支障がないと判断したようだ。

 

 重油

 台湾中油(CPC)は入札を通して、8月着の0.3%S重油4万トンを買い付けた。価格はCFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し80.0090.00ドルの範囲のプレミアムと伝えられた。今回の入札では応札者が6社と多かったため、成約水準が下がったとの見方が聞かれる。CPC6月着の0.3%S重油に関しては、CFRベースで同市況対比90.00ドル程度のプレミアムで購入していた。

 

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「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

 

東京 : 海外製品チーム  田鎖 信之介  03-3552-2411
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