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海外=フィンエアーが初のバイオ燃料使用、ランザテックとノボが提携

2019/08/15 09:25

 フィンランド航空(フィンエアー)は8月5日と7日、首都ヘルシンキと米サンフランシスコを結ぶ航空便で、バイオ燃料による初フライトを実施した。同社が8月5日に正式発表した。フィンランド航空は現在、二酸化炭素(CO2)排出量の削減などを目指すプログラム「プッシュ・フォー・チェンジ」を展開している。バイオ燃料を12%配合したジェット燃料を使用し、2便でCO2排出量を計32トン削減することができたとしている。

 他方、オーストリア・ウィーン郊外のラクセンブルクにある研究機関である国際応用システム分析研究所(IIASA)が8月2日、レポートを公表した。そのなか、飛行船を導入することが、輸送部門の二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与すると報告した。世界のCO2排出量の25%は、輸送部門が占めている。そのうちの3%は貨物船で、2050年までに50~250%の増加が予想されている。IIASAは今般、高度8,000~1万2,000メートルのジェット気流中に飛行船を運航することを提案した。

 このほか、米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)は8月5日、オフロード貨物設備に対するプログラム(CORE)の内容を公表した。CARBは、温室効果ガス(GHG)の排出量をゼロにする設備の購入に総額4,000万ドルを助成するという。同州大気資源局は現在、自動車のゼロエミッション化を積極的に進めている。

 ところで、微生物によるガス発酵技術で知られるランザテック(米イリノイ州)とライフサイエンス分野の投資会社であるノボ・ホールディングス(デンマーク)は8月6日、サステナブル燃料や化学品事業で提携すると発表した。ノボはランザテックに7,200万ドルを出資するという。バイオベンチャーのランザテックは、製鉄プラントの排ガスからエタノールやジェット燃料を製造する技術を保有している。

 インドネシアでは7月末、同国政府が国内の船舶会社に対して高硫黄船舶燃料(硫黄濃度3.5%以下)の使用を認めることを決定したと、現地のメディアが伝えた。内航船の低硫黄船舶燃料への対応が追い付いていないためのようだ。

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