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インド=自家用車保有の代償にLPGの補助金失う?

2017/12/15 12:00

 インド政府は、液化石油ガス(LPG)の補助金制度を大きく見直そうとしている。自家用車を保有するインド国民は2018年初頭以降、自動的にLPGの補助金を打ち切られる。この補助金は、都市ガスのパイプラインが敷設されていない、調理で褐炭を使用するような過疎地区の国民にとって必要不可欠なものである。この動きは、インドで自家用車の保有が「富の象徴」とみなされていることが大きい。

 

 政府によるLPGの補助金打ち切りの要請は、2,600万のインド市民に受け入れられている。石油天然ガス庄の傘下にある分析部門によると、LPG14.2キログラムのシリンダーにつき251.31ルピーの補助金が付与されているという。

 

 インド石油(IOC)、バハラット石油公社(BPCL)、ヒンダスタン石油公社(HPCL)などの国営石油会社は、グジャラット州の州選挙が実施された121日以外、卸価格に準じて毎月1日に国内のLPG小売り価格を過去17カ月連続で引き上げていた。

 

 LPGの補助金を除外することにより、LPGと天然ガスとの小売り価格の値差が縮小。政府は消費が可能な知地区ではできる限りパイプラインを通した天然ガスの使用を推奨する。インド政府は、国民が補助金を放棄すれば、褐炭の使用を止める過疎地域の国民に新たな天然ガスへのアクセスを切り開きたい意向とされる。

 

 

インド   カムレッシュ・トレビディ  03-3552-2411
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