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バングラデシュ=小規模FSRUから大規模FSRUによるLNG輸入へとシフト

2018/09/28 12:00

 バングラデシュは、小規模な浮体式貯蔵再ガス化装置(FSRU)によるLNGの輸入から大規模なFSRUによる輸入へとかじを切っている。これは同国政府が優先順位をシフトさせていることが要因と見られる。ただ特定の産業需要家にLNGを気化したガス(RLNG)を供給する目的では、小規模なFSRUプロジェクトの存続に疑いの余地はなさそうだ。欧トレーダーのガンボーとビトールは、パキスタンの国営企業と小規模FSRUによる受入れを基本とするLNG輸入プロジェクトに関する契約を締結している。ガンボーとビトールはRLNGを直接買い付ける肥料会社や電力会社をターゲットに置いているようだ。ガンボーは同国における3つ目の受入基地として、エクスマールから10年契約で容量25,000立方メートルの小規模FSRUを借り入れている。同FSRUは現在、シンガポールのケッペル造船所で改造されており、2018年第4四半期に引き渡される予定だ。一方ビトールは、バングラデシュのチッタゴン港近くのサングガス田近傍でFSRUの設置場所を提供されている。

 

 国営ペトロバングラ子会社のルパンタリタプラクリティックガス関係者は、同国政府が将来的に小規模FSRUプロジェクトを復活させる可能性を否定しないとしている。バングラデシュには現在、同国1隻目のFSRUがチッタゴン近くのモヘシュカリで稼働している。稼働が始まった当初はトラブルに見舞われたものの、バングラデシュは安定的にLNGを輸入している。同国はモヘシュカリ島に設置されているFSRU「エクセレンス」号(容量=138,000立方メートル)で月23カーゴを受け入れている。同FSRUは米エクセラレートエナジーが供給し、管理も担っている。同国2隻目のFSRUは、サミットLNGが供給することになっている。同社はバングラデシュで創業し、現在はシンガポールを拠点としている。このFSRUの立上げ作業は、20193月に実施される見込みとなっている。

 

 

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