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中国=原油精製能力が急増、供給過剰懸念強まる

2018/12/14 12:47

 中国国内の原油処理能力は201812月に年間8億トンを超えた。これによって、同国内での石油製品の供給過剰懸念が強まっている。中国石油天然気(ペトロチャイナ)と中国石油化工(シノペック)を合わせた能力は年産49,000トンに達し、中国海洋石油(CNOOC)と中国中化(シノケム)は合計で13,000万トンの精製が可能。また、山東省の独立系精製業者の合計処理能力は22,000万トンとなる。

 

 

 そして新規に2カ所の独立系の大規模製油所が操業を開始すると、さらに製品供給は増加することになる。このうち、大連の恒逸(Hengyi)石化の製油所461万トンの国Ⅵ基準ガソリンおよび161万トンの国Ⅵ基準軽油および3.71万トンのジェット燃料の生産を開始する予定。これは山東省を含む中国北部および北東部の石油製品市場でガソリンおよび軽油の大きな売り圧力として強い影響を与える可能性が高い。さらに、浙江省舟山市における石化プロジェクトは第1フェーズで年間379万トンの国Ⅵ基準ガソリン、173万トンの国Ⅵ基準軽油および284万トンのジェット燃料を生産する予定。これによる長江デルタ域内の石油製品の供給の急増が山東省、中国南部および東部の市場の圧迫要因になるだろう。

 

 

 さらに、2019年全体での中国の石油製品市場における供給が拡大を続ける一方、需要が後退することで、需給バランスの崩れとともに販売競争の激化を招くだろう。

 

 

 

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