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パキスタン=重油、国内生産過剰で輸入を禁止

2019/01/11 12:00

 パキスタン政府が重油の輸入を禁じ、早速、実行に移した。国内の生産過多により、2018年後半には重油の供給が過剰となった。11月後半、国内製油所は政府に対し、もし政府が仲介をしないのなら、稼働を即座に停止すると警告した。パク・アラブ製油所(PARCO)を含む主要な製油所は、もし政府が適切な処置を取らなければ、製油所は稼働を抑えるとした。結果として軽油、ガソリン、ジェット燃料といった必要な燃料油も不足することにつながりかねない。

 

 興味深いことに、製油所の重油在庫は積み上がっていたにも拘らず、複数の発電所が重油の輸入を継続し、国内製油所からの調達を拒絶した。政府は声明を発表し、およそ20万トンの重油が国内製油所で調達可能とした。同国は10月と11月にそれぞれ1カーゴずつの重油を湯ニュした。通常、同国の電力会社は重油と天然ガスを燃料とするものの、2基の浮体式貯蔵再ガス化設備(FSRU)が稼働する中で、天然ガスの使用が重油の使用を奪いつつある。今後、重油の需要が活発になる見通しはなく、政府は12月後半に示した指針では、製油所に対し重油の生産を削減し、二次装置の能力を拡張するよう求めた。

 

 

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