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中国=2018年のエネルギー発展報告書発表

2019/05/10 12:00

 中国電力企画設計院は先月末、「2018年 中国エネルギー発展報告書」を発表した。同報告書によると、同年の中国全体のエネルギー消費の成長率は5年ぶりに過去最高を記録した。このうち電力消費の成長率も7年ぶりに最高記録を更新した。

 

 個別にみると、一般炭の消費総量は46.4億トン。非化石エネルギーの一次エネルギーに占める比率が14.3%まで上がった。2020年にこの比率を15%に高めるとの目標にまもなく到達する。天然ガスの消費は高成長を続け、増加量は世界最大を記録した。

 

 2019年のエネルギー消費の見通しについては、総消費量は小幅に増加し、クリーンエネルギーの割合が増加しそうだ。輸送および建設分野が、依然としてエネルギー消費成長の主な原動力になる。具体的には、電力増加率は5.8%前後、石炭の需要量は39.5億トンの見込み。いずれも18年並み。石油の消費量は約6.2億トンで、前年比1.6%増。このうちガソリンは自動車の保有量の着実な成長に伴い、前年比4.6%増加する。一方、軽油は同0.4%下がる。これはインフラ投資の成長率が低下するためだ。ジェット燃料は、旅客輸送が高率で成長し続けるため、同8.7%増加する。天然ガスは伸びが鈍化し、約3,100億立方メートル、10.4%増加する。

 

 中国のエネルギー消費構造について、非化石エネルギーと天然ガスは依然として、エネルギー消費の成長を牽引し、一次エネルギーの消費に占める比率が増加し続ける。一方、石油の比率に変化は見られず、石炭はわずかに減少しそうだ。

 

 

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