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イスラエル=リバイアサン、タマルに次ぐ規模の天然ガス埋蔵層を発見

2016/02/01 08:00

 イスラエルでこのほど、リバイアサン、タマルに次ぐ規模の天然ガス埋蔵層が発見され、エネルギー関係者の間で注目を集めている。

 

 イスラエルの天然ガス探査企業であるイスラムコとモディン・エナジーは1月17日、同国沖のダニエル・イーストとウエスト両鉱区で、天然ガスの大型埋蔵層を発見したと発表した。推定埋蔵量が8兆9,000億立方フィートで、すでに商業生産に入っているタマル・天然ガス田に匹敵するとしている。試掘調査の開始で今後、より詳細な埋蔵量を確認する予定だ。『タイムズ・オブ・イスラエル』などの現地紙が報道した。

 

 イスラエルでこれまでに発見された大型ガス埋蔵層は、タマルとリバイアサンがある。タマル埋蔵層は、2009年にイスラエル沖合で発見された。ハイファから約130キロメメートル離れた海底約1,500メートルに位置する。天然ガス埋蔵量は10兆立方フィートで、イスラエルの国内消費の数10年分に相当するとされる。2013年3月末、約4年間の開発工事が完了し、商業生産がスタートした。

 

 イスラエルのエネルギー当局は昨年4月、イスラエルのデレク・グループの子会社に対し、タマルガス田で産出される天然ガスの輸出を承認。これによって、既に供給契約を交わしたヨルダンへのガス輸出が2016年にも開始する見通しとした。

 

 他方、リバイアサン天然ガス埋蔵層は2010年に発見された。地中海沿岸に位置するハイファから47キロメートル離れた、海底1,645メートルに位置する。天然ガス埋蔵量は17兆立方フィートと推定された。ところが、その後の調査で、ガス埋蔵量が21兆9,300億立方フィートとなったことが判明した。

 

 イスラエル政府は昨年6月末、リバイアサンのガス田開発に関連し、米ノーブル・エナジーとイスラエルのデレク・グループに独占開発を認可することを決めた。同国政府は、この2社を認可した代わりに、タマル天然ガス田などの売却を要求した。

 

 

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