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石油化学:10月3~7日:ブタジエン大幅続伸、シェル停止の影響大きく

2016/10/10 07:00

【アロマティクス】
 韓国積みのベンゼン相場は小動き。週前半は需要国である中国の連休入りなどを受け軟調となった。後半にかけては原油高から強基調に転じている。トルエン、ミックスキシレン(MX)は原油の堅調さに連動、底堅く推移した。パラキシレン(PX)は誘導品のPTAで計画されている定修により、需給が緩むとの見方から上値の重い展開となった。

【オレフィン】
 アジアのエチレン相場は中国が1~7日に国慶節のため連休入りしているため、動きがみられず。連休前には、北東アジア市場では需要低迷により、中国需要家からの買い気が後退。このため、市場参加者は、エチレン相場が下げると見込んでいた。。しかし、シェルがシンガポールで保有するナフサクラッカーが9月27日に停止、2日後の29日には基礎化学品の供給に対しフォースマジュール(不可抗力条項の適用)を宣言しているため、売り手は様子見からアイデアを同水準に維持している。東南アジア市場では、シェルのナフサクラッカー停止が相場の支援材料となっている。

 アジアのプロピレン相場は堅調となった。シェルがシンガポールでフォースマジュールを宣言したことで、供給に引き締まり感が生まれ相場を支えた。週初めにはシェルが市場でプロピレンを探していると伝えられていた。実際の商談水準については聞かれなかったものの、こうした動きが強気材料となり東南アジア着相場を押し上げれた。これに合わせ、北東アジア着や韓国積みの相場も下支えされている。情報筋はタイのプロピレンメーカーがシェルにいくつかのカーゴを期近積みで供給したと伝えた。

 ブタジエン相場は大幅続伸。今週、東南アジアメーカー2社が行った販売入札はFOBベースでそれぞれ1,515ドル、1550~1,570ドルで落札されている。従来から需給に引き締まり感があったが、先週発生したシェルシンガポールでの不具合から、供給の逼迫感が一段と強まっている。

 

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