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アジア石油製品:10月17~21日:ガソリン精製マージンが堅調

2016/10/24 07:00

 ガソリン

 11月積みの商談は終盤を迎えている。中国の一部石油会社や山東地域の独立系製油所は、11月積みの売り余力があるとみられるものの、新たな取引は聞かれていない。一方、インドネシアの需要増などを背景に、ガソリンの精製マージンは高止まりを続けている。ドバイ原油に対する92RONガソリンの精製マージンは11.00ドル前後に推移している。この影響で、シンガポール市場のガソリンの市況連動相場も強基調だ。既報のとおり、インドネシア国営プルタミナは、21日締め切りで11月着ガソリン合計41万バレルの買付け入札を実施している。内訳は、92RONガソリンが10万バレル型3カーゴ、98RONガソリンは2カーゴ合計11万バレル。インドネシアのスポットの買いについて、市場では「同国チラチャップ製油所のトラブルが解消されていない可能性がある」との見方が引き続き聞かれる。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、韓国のGSカルテックスが12月前半着ヘビーフルレンジ・ナフサを購入。価格は、日本市況に対し2.002.50ドルのプレミアムと伝えられた。同社が先に買い付けた11月後半着は、同市況に対し3.00ドルのディスカウントだった。また、ロッテ・ケミカルズは12月前半着オープンスペック・ナフサを購入。価格は、同市況に対し4.505.00ドルのディスカウントという。同社が前回買い付けた11月後半着は、同市況に対し7.00ドルのディスカウントだった。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.001%S軽油(MR船型)の市況連動相場は小幅下落した。需要後退観測を受けた。市場関係者によると、韓国石油1社が、11月上旬積みLR船型1カーゴの0.001%S軽油を販売。価格はシンガポール市況に対しフラット程度と伝えられた。このカーゴはシンガポールに仕向けられる見通し。トレーダーは大方、11月上旬積みカーゴの手当てを済ませており、期近積みだったことから、やや安値での取引になったとの見方も聞かれた。また、期近積み玉に対しては、豪州向けの持ち込みを目論む買い手から同市況に対し50セント程度のディスカウントでの唱えも寄せられているようだ。ただ、こうした唱えに応じる売り手は見当たらない。市場では、「2017年分のタームカーゴの交渉開始を視野に入れ、スポット市場を安値に誘導しようとする思惑も見え隠れする」(トレーダー)との憶測も浮上した。一方、11月中~下旬積み玉を抱える北東アジアの売り手は、依然としてシンガポール市況に対しプレミアム圏での販売を狙っている。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し80.0090.00ドルのプレミアムと前日から同値で推移した。需要が振るわず、取引は低迷。電力需要の端境期に差し掛かり、日本の需要は極めて限られている。日本商社が、11月韓国積み0.3%S重油SR船型1カーゴをFOBベースでシンガポール市況(180cst)に対し80.00ドルのプレミアムで購入していた。日本向けMR船型の取引は長らく聞かれない。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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