リムマーケットニュース >  市況

アジア石油製品:11月7~11日:ナフサ、ADNOCとアジア需要家のターム交渉決着

2016/11/14 07:00

 ガソリン

 ベトナムからスポット買いが続いている。ベトナムの需要家が12月韓国積みの92RONガソリンMR船型を複数、調達したようだ。価格はFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し1.40ドル近辺のプレミアムとみられている。既報のとおり、韓国石油1社は先週、ベトナムの需要家による12月積み92RONガソリン25万バレルの買付け入札をFOBベースで同市況対比1.40ドルのプレミアムで落札していた。ベトナム・韓国間の自由貿易協定(VK FTA)に基づいた関税優遇政策により、割高な価格で取引されている。

 

 ナフサ

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)とアジア需要家の2017年分のターム交渉は、スペックによって、FOBベースで中東市況に対し6.008.00ドルのプレミアムで決着したようだ。一部で買い手が一段の安値での成約を目指す動きが伝えられるものの、これ以上の値下げは困難とみる向きが多かったという。既報のとおり、ADNOCの前年度の成約水準は、スペックにより11.0014.00ドルのプレミアムだった。

 

 中間留分

 韓国積み灯油(SR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況に対し95セント~1.45ドルのプレミアムとなった。前日から30セント下落した。在庫高から、韓国石油会社が安値での販売に動いているようだ。市場関係者によると、韓国石油1社が12月積みでSR船型1カーゴの灯油を販売。価格はFOBベースでシンガポール市況に対し1.20ドルのプレミアムという。当初、売唱えは1.60ドル程度だったとみられるが、買い手側に歩み寄った格好だ。韓国製品の主要な持ち込み先である日本で気温が低下していることを受け、韓国石油会社が日本商社などを対象にスポット玉の販売に動き始めている。ただ、日本国内の供給がいまのところ潤沢であるうえ、複数元売りが韓国で借り上げたタンクに在庫を積み上げていることもあり、「スポット玉を積極的に調達する環境にはない」(市場関係者)との声も聞かれる。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し90.00100.00ドルのプレミアムと前日から5.00ドル上昇した。供給の引き締まりが相場を押し上げた。東南アジアから低硫黄重油のスポット売り物が極めて限られているため、供給タイトが続いている。韓国石油会社も、来年4月の定修に備えて、低硫黄重油の在庫を積み上げる必要があるため、当面はMR船型のスポット輸出予定はなさそうだ。日本着MR船型のスポット商談は聞かれていないものの、トレーダー筋から「実際の取引がある場合、成約水準は少なくともCFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し90.00ドル超えのプレミアムになりそうだ」との指摘が聞かれる。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

東京 : 海外製品チーム  二川  03-3552-2411
Copyright©2019 RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.
facebook      twitter

About SSL?