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アジア石油製品:3月27~31日:5月前半着ナフサの取引続く

2017/04/03 07:00

 ガソリン

  5月積みのスポット取引は、今週から本格的に始まりそうだ。昨年から、アジアのガソリン取引は二極化している。韓国製のスポット玉は、ほとんどがベトナムに流れている。ベトナム・韓国間の自由貿易協定(VK FTA)に基ついた関税優遇政策により、割高な価格で取引されているためだ。韓国の統計によると、2月に韓国産の石油製品合計214万バレルがベトナムへ輸出されたものの、全量がガソリン。一方、中国や台湾製ガソリンの仕向け地は、シンガポール周辺やインドネシアが中心。しかし、インドネシアの需要が振るわず、供給は過剰気味だ。

 

 ナフサ

 北東アジア需要家による5月前半着カーゴの買付けの動きが活発だ。29日の市場では、昭和電工、富士石油、台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)、ハンファトタルがそれぞれ調達に動いた。このうちは、昭和電工および富士石油のカーゴは、日本市況に対し3.00ドルを小幅に下回るプレミアムで取引されたとの情報が伝えられた。旺盛な調達意欲を背景に、成約価格が押し上げられるとの観測が出ている。

 

 中間留分

 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場が下落した。供給増の見通しが相場を下押した。北東アジアでは複数の製油所4月に定修明けを予定している。また、シンガポールの先物市場で、5月きり以降のリグレード(ジェット燃料と軽油の格差)がプラス圏に回復していることも、ジェット燃料の生産増に繋がりそうだ。一方、欧米向けのアービトラージが開く兆しがなく、アジア品の仕向け地は引き続き豪州や中国などに限られる見込み。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(380cst)に対し2.003.00ドルのプレミアムともち合った。売り買いとも見られず、取引は静か。4月積みの商談が終盤を迎えている中、韓国から新たな売り物は聞かれない。一方、中国では、バンカー供給に引き締まり感がなく、重油カーゴに対する引き合いは限定的。主にベネズエラ産やシンガポール積み重油で需要を賄えている。台湾中油(CPC)も、国内在庫が高く、3.5%S重油の輸入を減らしている。既報のとおり、4月着では4万トン型1カーゴだけ購入し、5月着でも購入量が増えそうにないようだ。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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