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アジア石油製品:7月31日~8月4日:韓国積み高硫黄重油の相場が下落

2017/08/07 07:00

 ガソリン

 韓国積み92RONガソリン(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況に対し3555セントのディスカウントと20セント上昇した。シンガポール市況の強さを映した。製油所のトラブルなどを背景に、欧米のガソリン市況が続伸している。先週末、欧州地域で最大の精製施設であるシェルのパーニス製油所(日量40万バレル)が、火災事故により大部分装置の稼働を停止した。同製油所は、早くて8月後半に再稼働を目指している。これらの影響で、アジアのガソリン市況も強含んでいる。ドバイ原油に対するガソリンの精製マージンは、13.00ドル超えまで拡大している。

 

 ナフサ

 ナフサの供給が今後、引き締まるとの見方も出ている。シェルがオランダ・ロッテルダム港で運営するパーニス製油所(日量40万バレル)では、29日に発生した火災の影響で大部分の装置が停止しているもよう。稼働再開に時間がかかる場合、相場への影響を懸念する声が強まっている。欧州市場でナフサ価格が上昇すれば、アジアに持ち込まれる数量が減少し、域内の供給がタイトになる可能性もある。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は軒並み下落した。買い気の後退を受けた。また、0.001%S軽油市況が低迷していることも、0.05%S軽油の相場に下押し圧力をかけている。韓国石油1社が、9月積み0.05%S軽油の商談に乗り出しているものの、現段階で成約に至っていない。韓国積みの成約水準について、トレーダー筋などはFOBベースでシンガポール市況(0.05%S)に対しディスカウント圏と指摘している。一方、他の石油1社は、8月前半積み0.05%S軽油LR船型をスポット販売した。価格はFOBベースで同市況対比25セントのディスカウントと伝えられた。期近積みカーゴのため、買い手が極めて限られ、足元の市況より割安な価格で成約された。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(380cst)に対しフラット~1.00ドルのプレミアムと1.00ドル弱含んだ。シンガポール市況の弱さを映した。需要が振るわず、シンガポール積み380cst重油は先物市況に対しディスカウント圏に沈んでいる。韓国の石油1社が、9月積みとして3.5%S重油MR船型23カーゴのスポット販売を予定している。来週にも販売に乗り出す方針だ。シンガポール市況の弱さを背景に、FOBベースでシンガポール市況(380cst)に対し1.00ドル超えのプレミアムでは成約する可能性は低いとの見解を寄せている。同社は先に、8月前半積み3.5%S重油MR船型をスポット販売したことが判明した。価格はFOBベースで同市況対比フラット近辺のプレミアムと伝えられた。期近積みカーゴのため、足元の市況より割安な価格で成約された。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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