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アジア石油製品:8月14~18日:北東アジア積み0.05%S軽油が軟化

2017/08/21 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は前日から強含んだ。需給の引き締まりを受けた。製油所の定修や北東アジアが夏場の需要期に差し掛かっていることから、スポット供給は極めて限られている。一方、中東地域でガソリンの需要が旺盛なようだ。大連西太平洋石油化工(WEPEC)15日、9月下旬積み92RONガソリンMR船型1カーゴをスポット販売した。同カーゴは、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ国営石油会社が(ENOC)FOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し1.30ドルのプレミアムで購入したようだ。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では9月後半着カーゴの成約が複数伝えられた。このうち台湾のフォルモサ石油化学(FPCC)はオープンスペック・ナフサを購入。価格は同社の価格フォーミュラに対し2.50ドル程度のディスカウント。また、韓国のハンファトタルは、ヘビーフルレンジ・ナフサを、日本市況に対し1.00ドルのプレミアムで買い付けた。既報のとおり、石化製品の精製基材にも使用される液化石油ガス(LPG)の価格が高止まりしているため、ナフサの調達を優先する石化メーカーが多いとの見方が根強い。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.05%S軽油(MR船型)の市況連動相場は下落した。買い気の後退を受け、相場の地合いは弱い。シンガポール市場でも、同じく下落基調に転じている。この中、韓国石油1社が9月積みとして0.05%S軽油MR船型を販売したとの情報が寄せられた。価格はFOBベースでシンガポール市況(0.05%S)に対し40セントのディスカウントと伝えられた。中国の石油1社も、9月積みで引き続き0.05%S軽油をスポット販売しているものの、成約価格などは判明していない。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(380cst)に対しフラット~1.00ドルのプレミアムと50セント高となった。足元の市況に対する割安感から、調整が入った。ただ、韓国品の主要な仕向け地である中国から引き合いが強くないため、上げ幅は限られている。シンガポール市場で、重油カーゴの供給が潤沢な上、海上運賃も割安なことから、需要家は重油カーゴの買いに積極的ではない。S-オイルは、先週末から今週にかけ9月積みとして3.5%S重油MR船型2カーゴをスポット販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(380cst)に対し50セント弱のプレミアムと伝えられた。

 

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「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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