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アジア石油製品:8月21~25日:北東アジア着ナフサ、引き締まり感強く

2017/08/28 07:00

 ガソリン

 北東アジア積みガソリン(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。トレーダーが買値を引き下げていることにより、相場は下げ幅を広げた。その背景には、シンガポールのペーパー市場で、ガソリンの9月と10月の格差が1.60ドル近辺の期先安で推移していることがある。この中、中国海洋石油(CNOOC)23日、入札を通して9月末東莞積み92RONガソリンMR船型を販売した。落札の詳細は判明していないものの、価格はFOBベースでシンガポール市況(92RON)に対し1.00ドルを下回るプレミアム水準になりそうだ。CNOOCによるガソリンMR船型のスポット輸出は初めて。これまでは1万~15,000トン船型を輸出していた。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、引き続き需給引き締まり感が強い。石化製品の需要が堅調に推移しており、「各社のナフサクラッカーはほぼフル稼働が続いている」(市場関係者)。また、韓国では、GSカルテックスのヨウス製油所(日量785,000バレル)8月上旬に発生した二次装置のトラブルの影響で、ナフサ始め石油製品の供給が十分ではないとの観測も浮上している。

 

 中間留分

 北東アジア積み0.25%S軽油(MR船型)の市況連動相場は先週末から上昇した。韓国積み0.25%S軽油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況に対し2.252.35ドルのディスカウントと先週末から10セント高。台湾積みは、同市況に対し1.501.60ドルのディスカウントと同10セント高となった。割安感から買戻しの動きが見られ、相場がわずかに押し上げられた格好だ。ただ、相場の基調は依然として弱いとの見方が多い。インドネシアで産業用需要が減少している一方、国営プルタミナの供給も潤沢なようだ。市場関係者によると、9月韓国積み0.25%S軽油が、FOBベースでシンガポール市況に対し2.30ドルのディスカウントで取引されたと伝えられた。一方、既報のとおり、北東アジア積み0.05%S軽油の需給は緩和感が強まっている。これまでに成約が伝えられたのは、9月韓国積み品が、FOBベースでシンガポール市況に対し40セント程度のディスカウント。

 

 重油

 韓国積み3.5%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(380cst)に対しフラット~1.00ドルのプレミアムと50セント高となった。足元の市況に対する割安感から、調整が入った。ただ、韓国品の主要な仕向け地である中国から引き合いが強くないため、上げ幅は限られている。シンガポール市場で、重油カーゴの供給が潤沢な上、海上運賃も割安なことから、需要家は重油カーゴの買いに積極的ではない。S-オイルは、先週末から今週にかけ9月積みとして3.5%S重油MR船型2カーゴをスポット販売した。価格はFOBベースでシンガポール市況(380cst)に対し50セント弱のプレミアムと伝えられた。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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