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アジア石油製品:8月28日~9月1日:中間留分の市況上昇、米ハリケーンの影響で

2017/09/04 07:00

 ガソリン

 10月北東アジア積みのスポット取引は今週から徐々に始まりそうだ。10月積みのスポット供給は、9月積みより幾分増える見通し。ガソリンの精製マージンが好調なため、製油所では生産が増える公算が大きい。ドバイ原油に対するクラックマージンは、17.00ドル近辺まで拡大している。ハリケーンの影響により、米国で多数の製油所で稼働が停止したことなどが支援材料となっている。

 

 ナフサ

 北東アジアのスポット市場では、取引の対象が10月後半着カーゴに移りつつある。10月前半着の取引では一時的に市況が弱含んだものの、「再び需給が引き締まる可能性がある」(トレーダー)との観測が出ている。ハリケーンの影響で、米テキサス州などで製油所が大きな被害を受け、欧州のナフサが米国に持ち込まれるとの見方があるためだ。

 

 中間留分

 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は上昇。需要拡大が強材料となった。韓国や日本の石油会社には、トレーダーから10月積みカーゴの引き合いが複数寄せられているという。現時点では各社とも輸出計画を固めておらず、具体的な唱えはいまのところ聞かれない。ただ、米国向けにカーゴを物色する動きが活発になっており、韓国積み玉の成約可能な水準は、少なくともFOBベースでシンガポール市況に対し20セント程度のディスカウントに強含んでいるとの指摘が聞かれた。米国ガルフ地域ではハリケーンの影響で複数の製油所が稼働停止に追い込まれている。

 

 重油

 日本着0.3%S重油(MR船型)の市況連動相場は、シンガポール市況(180cst)に対し45.0055.00ドルのプレミアムと横ばいとなった。夏場の電力需要期が終盤に近付き、低硫黄重油のスポット需要は低迷。韓国石油1社が、このところ9月シンガポール積み0.3%S重油1万トンを調達した程度だ。同社は各月に1万トンの需要があるものの、品質が特殊なため割高な価格で調達している。出光興産は、第4四半期分として北海道向けに0.3%S重油のターム買付け入札を実施したものの、落札などの詳細は明らかではない。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

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