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アジア石油製品:3月5~9日:北東アジア積みジェット燃料の相場低下

2018/03/12 07:00

 ガソリン

 アジア域内で最大のガソリン輸入国であるインドネシアのスポット需要が振るわない。一方、北東アジアの石油会社が4月積みのスポット販売を徐々に始めている。大連西太平洋石油化工(WEPEC)が、413日大連積みとして93RONガソリンMR船型をスポット販売した。同カーゴは、他の中国石油会社がFOBベースでシンガポール市況に対し45セントのディスカウントで買い付けたようだ。

 

 ナフサ

 欧州などからアジアに持ち込まれるアービトラージ品のうち、ヘビーフルレンジ品が減少していると伝えられた。ヘビーフルレンジ品の需要家が、代替として他のグレードのナフサを購入するケースもあるとみられる。需給の引き締まりが、相場を押し上げる要因となっているようだ。アジアでの市況連動相場が上昇しているため、欧州からのアービトラージ品は再び増加に向かい、5月ごろから需給が緩和するという見方が聞かれた。

 

 中間留分

 北東アジア積みジェット燃料(MR船型)の市況連動相場は弱含んだ。需要減退を受けた。これまでに韓国積みの相場を中心に支えていた日本勢の買いが、一段落している様子だ。製油所のトラブルを背景に、積極的に輸入していた日本の元売り1社は4月積みの調達を終わっているという。同社は先週、4月上旬韓国積みのMR船型を購入していた。これにより、韓国積みの相場は下げ幅を広げた格好。一方、灯油の需要期が終わり、日本や韓国の石油会社から4月積みのスポット供給が増えている。

 

 重油

 韓国東西発電(EWP)は入札を通じ、31721日ウルサン着の2.5%S重油3万トンを購入した。価格はCFRベースでシンガポール市況(180cst)に対し約4.00ドルのプレミアムで、落札者はビトール。EWPは追加として、31314日ウルサン着の2.5%S重油15,000トンの買付け入札を7日に開示し、8日に応札を締め切った。落札の詳細は判明していないものの、価格は同市況に対し20.00ドル程度のプレミアムになりそうだ。同社によると、緊急の需要が生じたための追加購入であり、受渡しの時期が差し迫っているため割高で成約するとみられる。

 

「アジア石油製品」レポートサンプル

「石油製品(英語)」レポートサンプル

 

 

東京 : 海外製品チーム  田鎖 信之介  03-3552-2411
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