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電力=4月8~12日:東日本が高値で60円など暴騰、季節外れの寒波で

2019/04/15 07:00

 4812日受渡の電力スポット価格24時間の週間平均は、前週比で東日本が急騰、西日本も上昇した。新年度に入り、価格水準が切り上がる傾向が続く中、10日に季節外れの寒波に見舞われた東京エリアが暴騰。7時に60.00円の高値を付けるなど、24時まで50円台中心に推移し、不需要期では異例の高値を付けた。定期点検に入る火力発電が多くなっている中、季節外れの寒波で暖房需要の増加が見込まれ、予備力の急低下が警戒されたことによる。さらに、太陽光発電が期待出来なかったこと、新年度以降、相対電源比率を落とし市場調達比率を高める事業者も少なくないことなども、こうした高値を招く一因となった。10日受渡の売り入札量は73,0896,350kWhに留まる中、買い入札量は97,7288,300kWhに膨らんだ。約定量は75614,950kWhと、売り入札量の約97%が約定されるなど、ほぼソールドアウトに状態となり、価格高騰を招く要因となった。なお、天気が回復傾向となった11日受渡でも東日本では夕方に39円台を付けるなど、10日受渡の余波が残る格好となり、12日受渡でも39円台、さらに23時台には60.00円の高値も付けた。一部の市場関係者は「夕方中心に高値を付けているため、低圧需要家を多く抱える向きが高値買いに動いている」(新電力の需給担当者)と指摘。インバランスを避けるためとはいえ、経済性を無視した高値買いに対し、批判的な声も多く聞かれた。

 JEPXの先渡市場では1件の約定が確認された。関西エリアの413日~19日受渡の昼間型(平日8時~18時受渡)で、6.72円が1MWだった。

 

 15日受渡以降も、東日本では夕方中心に高値買いの動きが続くかが焦点となりそう。天気予報は、価格高騰を招くような見通しにないものの、一部の買い手と見られるまとまった数量の高値買いの動きが解消されない限り、引き続き、夕方では極端な高値を付ける可能性がある。

 

Rim電力スポット価格(Rim Index)24時間(中心値)

受渡日

8

9

10

11

12

東日本

6.91

9.56

38.04

12.80

18.19

西日本

6.29

6.63

9.88

7.93

8.19

注:単位は円/kWh   周波数=東日本:50Hz、 西日本:60Hz

 

 

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